| ハッセルといえばフォーカルプレーンシャッターを搭載した1600Fからスタートしたシリーズとレンズシャッターを搭載した500シリーズがあります。昔はフォーカルプレーンシャッターが壊れやすかったのだが今はどうなんでしょうか?人気があるのは500シリーズです。レンズシャッターを搭載した500シリーズはシャッター速度全速でフラッシュにシンクロするのが売りでスタジオ撮影の用途で一世を風靡した機種です。僕たちの年代はハッセルといえばスタジオで女性ポートレートか風景写真というイメージが強い。多くのプロが使っていたのでこのようなイメージが浸透している訳だがスナップ撮影にも最近よく使われているようで写真サイトなどでも四角い画面によくお目にかかるようになった。誰でも買える価格になったことも一因だが四角い画面の楽しさに気付いた人も多いのだろう。
ここに一冊の文庫本がある。「ハッセルブラッドの時間/藤田一咲」ハッセルの解説本でもなくハッセルとすごす快適な時間を文章と写真で綴った本だ。「お散歩ライカ」という言葉があるがこの本の中で「お散歩ハッセル」の楽しみについても書かれている。ハッセルは何も特別なカメラではなく普段のお散歩のお供にも最適なカメラの一つだと誤解させてくれる。そう誤解なのである。コンパクトカメラのほうが簡単に撮影出来ることは明白なのだが写真を撮る時間を楽しむということにかけてはハッセルのほうが一枚上手ということなのだ。ほかの文章もハッセルの楽しさを伝えるには十分でハッセルを使ってみたくなる本だ。
値ごろ感があって手が出せそうな機種は500C、500C/Mか503CXというところだ。新品が買える人は500CWを選ぶといいと思う。ハッセルもライカのM型と同じように基本的な部分は変わっていない。マイナーチェンジとコストダウンによる違いだ。「操作感は初期型のほうが優れ...」というところまでライカと同じようである。ライカのことなら授業料もたくさん納め勉強して来たのでそれなりの知識もあるがハッセルは初心者です。どの機種を選べばいいのかよく分からない。古い500Cでもハッセルのよさは堪能出来るなどと書いてあるがハッセルのよさも堪能したいがやはり出来上がった写真が全てなのだ。ハッセルのことが書かれているサイトを訪ねて一通りの知識を得る。サイトの記事は雑誌などの紹介記事と違って実際に使っている人の本音が聞けるので大変参考になる。「早く仲間になりなさい。」という誘惑も多いが(笑)そうして知りえたことは、
1.500C、500C/Mはボディの内面反射ははっきり写真で分かるほど多い。
2.503CXでは内面反射防止処理がされている。
3.500C、500C/Mも内面反射防止処理をしてもらえる。
4.503CXからファインダースクリーンがミノルタ製アキュートマットになり明るくなった。
(500C/M、503CXは交換が可能なので気に入ったものに変えられる。)
5.操作感は500C、500C/Mのほうが503CXよりいいらしい。
6.CレンズとCFレンズでは絞りの形も写りも違うらしい。
ボディのデザインは500C/M、レンズのデザインもCタイプとどちらも旧式の方が好きだ。ボディはほとんど違いは無いが両肩に付いた503CXという銘板が野暮だ。レンズは写りが全てなのだがCFタイプは大きくなって美しいとはいえない。好みは500C/Mだが選んだのは503CXだ。内面反射処理がされていることで決めた。なぜならサイト上の写真や雑誌に紹介されている写真に明らかにボディに光が回ってコントラストが低下している写真がある。僕はコントラストが低い目の写真が好きだがレンズのコントラストの低さやプリント時のコントラストの低さとボディ内に光が回ってコントラストが低下することと根本的に違うことだ。ボディ内に光が回ることは避けたい。中古価格に大きな開きが無かったこともあって新しい方の503CXにした。操作感などという感覚的なことを別にすれば500C/Mより503CXの方がカメラとしていいのではないかという全くの勘で選んだというところだ。後日miyackddさん(http://miyack.exblog.jp/)に「503CXで正解です。」という言葉を頂きました。長年ハッセルを使ってきた人の言葉だけになんだか安心です。
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