| ライカレンズのもう一つの魅力は写りや実用とは無関係に物としての魅力です。デザインのよさ、作りのよさです。絞り環やヘリコイドを操作しているだけでもウットリさせる魅力があります。そんな戯言をと言われそうですが、そんな戯言なのです。
メガネ付きレンズ
ズミルックス、ズミクロン、ズマロンの35mmレンズはM3のためにM3の50mmフレームを利用して35mmの画角を表示させるためにファインダー窓と測距窓に逆倍率をかけるためのレンズを装備したレンズ、エルマーリート135mmのように90mmフレームを135mmとして使えるように1.5倍の倍率をかけるためや近接ズミクロン50mmのように接写出来るようにしたアタッチメント付きのレンズのことなのだがその作りの精巧さとライツの知恵に感動すること請け合いです。実際の使用に際してはもちろんメガネの無いものの方が使い易いことは確かですがメガネ付きレンズも思ったほど使いにくくはありません。ずんぐりとなって持ちにくいのでむしろ重量増になることの方が問題です。しかしその姿の良さに所有したくなってしまいます。
もう一つのメガネ付きレンズのよさはズミルックスのメガネ付きレンズ以外は同じレンズのメガネ無しと比べて大変安価なこととあまり使用されなかったのか美品が多いことです。超有名なズミクロン8枚玉もメガネ無しでは20万円を軽く上回る値段ですがメガネ付きなら半額で手に入れることが出来ます。もちろんレンズ本体は同じものです。
ズミクロン90mm2ndバージョン クローム仕様
素直なボケ味とピントの合ったところのバランスの良さで定評のあるレンズですがその大きさと重量でなかなか購入に結びつかないレンズです。メッキの美しさやローレットの作り込みは感涙ものです。実用には小型軽量化された最終バージョンの方が使いやすいのだろうがM3やM2に付けたときのデザインの合わなさと言ったら・・・写りには関係ないのですがね。ライカの他の中望遠レンズと同じで人気の無さが幸いして広角系と比べるとリーズナブルです。グラム単価では一番安いかも(笑)。
ズミクロン35mmF2.0 1stバージョン
ライカファンには神格化されたあの8枚玉です。写りに関しては噂ほどではない。きっと6枚玉の初期のものやズミルックスの方がいいに決まっている。と常日頃思っているのですが作りの美しさと、写りを自分の目で確かめてみたい気持ちでやはり一度は使ってみたい。
スーパーアンギュロン21mmF4.0
ドイツの光学メーカー、シュナイダー社から供給されていた広角レンズです。周辺光量や歪曲が改善されたスーパーアンギュロン21mmF3.4の方が総合的には優れたレンズといえるのだがそのスタイルと特徴のある画質がなかなか捨てがたい。本体よりフードの方が稀少で値段が高いライカのフードの中でも、もはやフードの値段とはいえないプライスタグが付いている。
エルマーリート28mmF2.8 1stバージョン
このレンズも対称型崇拝者に神格化されているレンズです。後球が飛び出しているのでM5やCLの測光アームに干渉して使用出来ないし(後期には測光は出来ないが装着出来るようになった。)M6やM7でも正確な測光値が出ません。写りに関してこの1stバージョンが特別扱いされていますが2ndバージョン以降も素直な写りで、ライカレンズの中でも柔らかな描写のレンズです。新しいバージョンになるほどコントラストが上がりカラーの発色がニュートラルになっています。とにかくカッコの良さでは1stバージョンの右に出るものは無いのだが30万円に手が届きそうな値段を考えるとおいそれと購入出来ません。実際に購入するのだったら初代のデザインと似た2ndバージョンかライカレンズとしては値頃感のある3rdバージョンになりそうですが1stバージョンも一度は使ってみたいレンズです。
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