シャッターも電子制御になりレンジファインダーライカとしては初めて電池が無ければ動作しなくなりました。田中長徳氏の記事の中に「始めて賞味期限の付いたライカ」という表現がありましたがこの言葉には結構重みが在るのではないでしょうか。40年、50年前のライカでも修理をすれば現役で使える。それが全てとは言わないがライカのライカ足るところであったのではないでしょうか。
最も問題に思うのは露出補正ダイヤルの位置です、裏ブタのISOダイヤル部に付いているのですが一々切り替えるのにカメラを裏返さないと出来ないと言うのはフィルム丸々補正するのならいいですが、本気で使うようには考えられていないようです。やっぱりシャッタ−レリ−ズの近所がいいですね、シャッター速度切り替えダイヤルと同軸に組み込めばずっと使い易いと思います。
でも正直なところライカ(レンジファインダーライカ)で露出補正とは考えなかったです。
光を読んで露出値とシャッター速度を頭の中からカメラに移し変えてシャッターを切るのがライカの楽しみという考えをしているもので、露出を計かるのもその時の基準になる値を読んでおいて後は頭の中で足したり引いたりしながら露出値を決めて撮影し、露出計を取り出して確認するのもシャッターを切ってからで、当たった外れたと言って喜んでいる手合いですから。
ある雑誌の記事の中に「普通画面内の主題、自分が一番見たかったもの、見せたかったものに露出の基準値を持ってゆくのが普通であるから撮影者は主題に当たる光線状態をよく観察し、AEロックを行う必要がある。」と書かれていますが、このように光線状態を見極めれる人であれば、言い換えればどこの部分でAEロックをすればよいか分かる人であれば、あえてAEロックなど使わなくてもマニュアルで適当と思われる部分を測光して露出値を決定出来るのではないだろうか。
決してAEを否定するつもりではないし一眼レフを使っている時は私もAEで撮影することもよくあります。
もっとオートマチックに写真を撮るなら他のカメラが幾らでも在るのにと考えるのはプリミティブさ(機械としても撮影方法も)がライカの良さ(楽しみ)だと思っている私だけでしょうか。
全ての機械は時代と共に進化し、時代に適応した物が生き残ってきた訳ですからライカ社としても時代のニーズに合った物を開発、販売していくのは当然なのでしょう。
初めてライカを使われる人に全てのライカを見せた後にどのライカが一番使い易いかと聞けばおそらくM7と答えるでしょう。AEになったのが良い悪いだとかシャッターは機械式じゃないと、などと言わないで、選択肢が増えたことと歓迎すべきでしょうね。
で、貴方は欲しくなりましたか?
各雑誌もM7特集記事が並び誉めまくっていますし(話半分としても)BBSを覗いても買ったとか古いライカを下取りにして購入したいとかの書き込みが目立ちます。私は、ほしいかと尋ねられたら何年後かにと答えるでしょう。
其の前にほしいものがライカに限っても一杯あるのでね。
M6から18年長かったとも思うしライカ社の時間軸で言うとそうでもないのかも知れませんね。変わらないのがライカの良さですから。 |