第9回 フィルム現像用品


1.現像タンク
 
   これは必ず要ります。
ステンレス製の両溝式が一般的です。片溝式やベルト式に比べ確実性が高く信頼性があります。慣れないと巻き込みが難しく思うかもしれませんが少し練習すると誰にでも簡単に出来るようになります。写真の現像タンク、リールはマスコの物です。価格は普及品等と比べると3〜4倍くらいしますが現像ムラの無さを比べると特に120タイプが顕著ですが、絶対に買って損はありません。色々なメーカーの物を使っていてる人も最後はマスコのようです。少々高くてもここでの失敗は取り返しがつかないのでマスコカラータンクプロがおすすめです。大量に処理が出来る3本用、4本用とありますがいまだに失敗が怖くて135,120共2本用を使っています。価格が高いといっても1.5万〜2万円くらいです高いカメラやレンズを買っても現像で失敗すれば元も子もないのでここは奮発しましょう。 使用後の手入れをしっかりしておけば一生物です。
 
2.フィルム引き出し器
 
   フィルムピッカーやベロ出しと呼ばれているものです。
パトローネからフィルムを引き出すものです。他には栓抜きのようにパトローネを開ける物もあります。どちらでも自分の使い易い物を選択しましょう。といっても初めての場合はどちらがいいか解りませんね?慣れればどちらでも一緒だと思います。メーカーが違っても中身は同じ様です。
写真の物のはコニカ(現コニカミノルタ)から発売されている物で実売価格は一番安いと思います。

3.現像タイマー
 
   プリントに使用している物を併用しています。
写真の物はLPLのトリプルタイマーTT−200です。
 名前の通り3種類の時間の設定が可能です。いつも使う時間をメモリー出来ます。

4.ビーカー
 
 
 これらの物は必要な数だけ用意してください。
現像液、停止液、定着液と最低3個必要です。前浴や水洗促進剤を使われる方はその分も必要です。
現像タンクに応じた容量の物を用意してください。 また使用する容量に目盛りを記入しておくと便利です。(マスコタンク1352は825ml、1202は1175mlです。)

5.薬品類
 
 
 プリント作業と同様にこれも絶対に必要な薬品と無くても困らない薬品があります。
絶対必要な薬品としては、現像液、停止液、定着液の3種類です。各処方や特徴はメーカーのHPを参考にしてください。
 ほとんどのフィルムの現像にはD−76を使用していますがT−MAXだけは専用のT−MAXデベロッパーを使っています。なお T−MAXデベロッパーは液の傷みが早いので早目の交換が良いでしょう。

 あれば便利な薬品類には水洗を迅速に行うための物(富士QW、Kodakハイポクリアリング、ILFORDクイックウォッシャー等)
水滴防止剤(富士ドライウエル、Kodakフォトフロー600等)があります。必要に応じて購入すればいいでしょう。


6.クリップ
 
 
 水洗後のフィルムを乾燥させるときにぶら下げておくための錘の入ったクリップです。各社から色々な物が発売されていますので予算に応じて揃えましょう。ばらばら落ちてくるとイライラしますし、フィルム乾燥中だとフィルムに傷を付けることにもなるのでワイヤーに架けてあるほうは落ちないように金具を曲げて使っています。

 

 このほかにも暗室が無い場合はダークバックなどが必要になります。プリント作業と違って本当の真っ暗闇が必要になります。
他にも出来上がったフィルムをカットするカッターやはさみ、整理するためのネガファイル(ネガ袋)等が必要になります。 プリント作業用品と併用できる物は利用しましょう。