暗室雑記を始めるにあたって

 ずいぶん昔に知り合いに教えてもらいながらプリント作業をしました。
露光を何秒したのか、現像液に何分浸していたのか、等と言うことはすべて忘れているにもかかわらず現像液の中の印画紙に画像が浮かんできたときの感動は今でも忘れてはいません。
 教えてもらっていた知り合いが引越しをし、私も東京へ引越し自分でプリントをすることも無くなっていましたが 好きな写真はそれからもずっと撮り続けています。
カラーはリバーサルを使うので何時もお店任せです。モノクロームはお店で現像のみをしてもらってフィルムスキャナーでスキャン、後はコンピュータ上フォトショップの中で見ているだけでした。
 ご存知のようにインクジェットの印刷と印画紙にプリントした物とは別物です。
色々な写真展を見て廻るとやっぱりこれだよねぇこれ!これが写真だよねぇ。という訳で我慢も限界に達したので自分でモノクロプリントを再開することにしました。ずいぶん昔に止めているので初心者の心でスタートです。
 立派な大人(人生や人格ではなく単に年を取ったおじさんということ)になったので同じ始めるなら真剣にスタートしよう。(ここは人生も残り少ないと読み替えてください。)狭くてもいつでも作業の出来る環境を作ることから始めましょう。又これから始めようとしている人に参考になることがあればうれしいことです。
 トンチンカンなことも書いている場合もあると思います。このサイトに来られた方のご指導、ご意見、ヒントをお待ちしております。

 では暗室雑記 第1回目「暗室でも作ってみますか?」へGO!


第1回 「暗室でも作ってみますか?」

 フィルム現像だけならダークバック「コノクロイフクロノナカエ、フィルムトコノカンカンヲイレルアルヨ。チョコットゴソゴソスルアルヨ。フシギネェフィルムガナクナッタアルヨ」(ゼンジー北京の口調で)と風呂場で作業は可能ですが、プリント作業をするには暗〜い場所が必要です。
 一番利用しやすい場所は、押入れ、風呂場でしょうが押入れは真ん中の棚を取らないと高さが足りないのでずっと胡坐をかいた姿勢で作業をしなければなりません又バッドを並べるスペースもありません。
 土門拳氏は押入れ暗室で数々の作品を制作しています。パンツ、ランニングシャツ姿で手ぬぐいを首にかけ,玉のような汗を拭きながらすごい目で作業をしていたのでしょうね。
その点風呂場のほうが条件はいいです。水周りも心配しなくていいですしね。ただ常時出しっぱなしというわけにはいかないので、作業のたびに機器や道具を運び込まなくてはなりません。
 もう一つの方法としては、簡易暗室(ダークカーテンで仕切ったスペース)という方法もあります。これなら部屋の隅に作っておけば水洗は風呂場まで持っていくことになりますが常時、機器をセットしたままに出来ます。畳二枚分くらいの広さがあれば作業もし易いです。がここで問題が発生!価格が非常に高いです。1m×1.3mの床面積で¥120,000、その倍の広さの2m×1.3mで¥170,000、正価ですので実売価格はもう少し安いのでしょうがそれにしても高いですね。
 これじゃ部屋を作ったほうが安上がりです。屋外に建てるのなら大変ですが今ある部屋の中を仕切って小さな部屋を作るだけなら結構簡単なことです。常時そのスペースを占有しているのなら簡易暗室より使い勝手もいいだろうし、費用も数万円で済みます。ちょっと器用な方なら自分で出来ますよ。
 ということで暗室作業に入る前に暗室そのものを作ることにしました。
電動工具類はあれば助かります。特に充電ドライバーは必需です。板のカットなどはホームセンターで安価に加工できますが数百本の長い木ネジを手でもみ込む事は不可能とは言いませんがきっと嫌になります。工具類を揃えることはここでは本位ではありませんが正確に、楽しく工作するには最低限のものは必要です。
  電気の工事も自分で行っていますが、テーブルタップ等を繋いだりする事は問題ありませんが、壁内の配線を入れ替えたりすることは一般の人は行ってはいけません。私は電気工事士の免許を所有しています。念のために。


 今使っている10畳の部屋です。

 ん十年前にオーディオルームとして広めに作ってもらいましたがほとんど住む事もなく池田市、豊中市、東京、横浜市と転々としていました。
 この部屋のコーナーに暗室を作ることにした。それにしてもこの荷物をどこへ片付けるか・・・完成後どこに置くか・・・こっちの方が問題だな!